電波の届かないところで

長谷川 まなみ

2016年02月22日 15:32



少し前になりますが、電波の届かないところに数日出掛けていました。


私達には時々何もしない時間が必要なので。


テレビも無かったので、ニュースや天気予報さえも知らない。


連絡を取るべき大切な人は一緒に居る。



心から気持ちよくて、快適。




彼と一緒に暮らし始めて10年が経ちました。
感覚的にはまだ4~5年しか経ってない気分ですが、確実に子ども達は大きくなっていて、彼と私も外見的な事も含め色々と変化はしていて。


普段は其々が自分の事を自分でやっている私達。
家族としての協働作業はしますが、基本的には相手の世界には入らない。


時々ご夫婦で同じ方向を向いて暮らしている方を見ると、私はとっても羨ましくも思うのですが… 彼とはそれは無理。


でも、私達はお互いに愛し合っている。

私の知らない所で、彼が何かを懸命にしている。
私も彼の知らない事をしている。


ここにお互いが寄り添える場所があるから。


居心地のいい住処と、美味しいご飯と、愛する家族。

このまま死ぬまで一緒にいて、生まれ変わっても惹かれ合う個体として巡り会えますように。






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