*ma〜ma*のできるまで
2014/07/03

私には三人の子ども達がいます。
長男の二歳の誕生日に包丁をプレゼントしました。
自分で生きていける人になってほしかったから。
自分の手でご飯を作れる人は、何処ででも自分の力で生きていける人になると思ったから。
*ma~ma*こどもお料理教室は、そんな願いを持つ私が長男の為に作った小さなサークルが始まりでした。
一歳半を過ぎた頃から、私の模倣を始めた長男。
キッチンに立つ 私を食い入るように見つめ、おもちゃのフライパンよりも本物の鍋や食器を使いたがる。
でも、小さな子どもと二人で向き合う台所仕事は大変な事も沢山で。
「今日は勘弁して。」という気分の日も多い。
それならば、同じ様に子どもにお料理をさせてあげたいけれど中々できないでいる親子で集まって皆でやろう!
一人じゃ散らかるキッチンにイライラしちゃうかもしれないけど、皆でやれば大丈夫!
こうして、*ma~ma*の基になった育児サークルを長野市で始めました。
この活動を私のライフワークにしたい!と強く想うきっかけとなったのが、長男がひと時通わせてもらった「幼児教室 大地」との出会いでした。
幼稚園入園を一年後に控え、なんとなく始めた園選び。
そんな中で、何か感じる物があって訪ねた「大地」
始めて参加した未満児教室「大地ミニ」
スタッフを見て、「私も子どもの頃にこんな大人達に出逢いたかった。」と思ったのです。
遊ぶ事を知っている大人達に囲まれて過ごす子どもは幸せだろうと。
もちろん、一緒に行った長男もいつもは私の側をはなれないのに、いつの間にか 大地の丘を走り回っていた。
そして、園に子どもを通わせている大地の母達の素敵な事!!
「子育てって、こんな風にしても良いんだ。」そう思ったのを覚えています。
初めての子どもで、長男をしっかりと躾けなければ!と気を張って育てていた私には、とっても衝撃的でした。
思う存分に子どもを「愛してる」で包んで良いんだ。
そんな姿を大地の母達はいつも見せてくれました。
そんな人達に囲まれて通っていた大地で、ある時行われた親向けのセミナー。
園長の青ちゃんからの問いかけ。
「何でも好きな事ができるとしたら何がしたいですか?」
私が遠慮がちに「お店がしたい。」と答えたら
「どんなお店?」と青ちゃん
「親子で一緒に料理を作れる、そんな場所が作りたい・・。」と私
「いいじゃないですか!是非やって下さい!!」
青ちゃんがそう返してくれたときに、やりたければ、やれば良いのか!と気付いたんです。
そして大人になった今、自分の密かな夢を応援してもらえた事がとっても嬉しかった。
私も子ども達にとって、大人になることが楽しみになる、そんな素敵な大人になれるかもしれないと思った。
そこから、自分の子ども達の為だけでなく、私自身のライフワークとして、 こどもの為のお料理教室*ma~ma*を描きはじめました。
その後、千曲市の夫の実家に住まいを移しました。
千曲市では、季節毎に美味しい恵みをくれる土地が住まいのすぐ近くにあります。
その環境をもっと活かし守りたいと思い、食と農を繋げ伝えていく「かけ橋の会」に一年間の講義と実習を経て入会をしました。
私達の食卓と、畑は繋がっている事を子ども達にもしっかりと伝えたかったから。
そして地域の食を伝えていく大切さ、受け継がれてきた命の有難さもここで教えていただきました。
*ma~ma*は私が母親として自分の子ども達にさせてあげたい事、子育中の今だから良くわかるお母さんの気持ち、そして出逢えた子ども達の未来食卓の為に。
台所仕事がしたい小さな子どもとお母さんが集まり、今を共に過ごせる幸せを感じる事ができる場所。
自分で手をかけて作る事を通して、頂いた命と本当の美味しいを感じる場所。
そして、「一緒に食べる」を通して仲良くなれる場所。
そんな場所を目指しています。
末っ子の出産後はお休み気味でしたが、2014年4月より その末っ子と共に楽しみたい、ゆっくりと移り変わり また巡ってくる四季を感じながら親子で過ごしたいという想いを、「親子で季節を味わう会」として形にしました。
私自身の子育ての場としても、来て下さった親子さんと楽しいひと時を分かち合える様にと思っています。
我が家の子ども達の成長に合わせながらできる範囲での活動ですが、母親であるこの気持ちと子ども達の気持ちを大切にしながら続けて行きたいと思うのです。
私の幸せの基である家族へ。
いつもありがとう。
夢と気付きをくれた大地の丘と青ちゃん、素敵な母たちへ。
ありがとう。
食を伝えていく事の大切さ、繋がる命の素晴らしさを教えてくれる かけ橋の会の皆さんへ。
ありがとう。
*ma~ma*に遊びに来て、楽しい時を一緒に過ごしてくれる皆さんへ。
ありがとう。
*ma〜ma*の想いと、出発から今までを記します。